謎解きイベント
文系vs理系の謎解き対決
物語で世界を創造する“文系”。論理で世界を読み解く“理系”。
心の奥で燻る「どちらが優秀?」という思いが、いま爆発する――。
謎解き対決で、決着をつける時が来た!あなたはどちらにつく? 文系か、理系か?
内容:謎解きイベント
開催日時:11月22日(土)10:00 – 18:00
11月23日(日)18:00 – 21:00
開催場所:おにクル 1F
大阪府茨木市駅前3丁目9−45
価格:300円(現金のみ)
※予定人数に達した場合、入場できないことがございます
あらかじめご了承ください


イベントの説明
ブンリケの世界

理系代表:アレン

文系代表:リラ

無料体験会を開催!
謎解き初参加でも全然OK!
一足先に無料で腕試し💪
2025/10/5(日)|18:00〜20:00
Cozy Cafe & Bar beyond(定員20名)
2025/10/18(土)|10:00〜12:00
おにクル 1F大屋根広場(定員50名)
2025/11/1(土)|11:00〜17:00
2025/11/2(日)|10:00〜16:00
Nコレ京都(みやこめっせ)
イベントの流れ
1.受付(ギルド)で参加表明
2.お支払い(300円/1人)
3.イベントの説明を聞く
4.理系チームか文系チームを選択
5.選択したチームの謎を解く
6.すべてクリアしたらギルドに報告
7.クリア証を受け取る
8.クリア者が多かったチームの勝利
9.勝利チームは後日Instagramで発表

イベントは1時間くらいが目安です

文系と理系にチームが分かれるから、グループで遊ぶならあらかじめ相談しておくといいぞ
ブンリケの物語
とある世界。とある地方。
点在する街々の中でも、ひときわ大きな二つの街があった。
ひとつは――ヴォルティカ。
白い息にも見える蒸気が空へと舞い上がり、歯車の音が絶え間なく響く街。
彼らの思考は深く鋭く、その知的好奇心から生まれる発明は街に活気をもたらしていた。空を飛ぶ船も、ひとりで動く人形も、すべては彼らの手によるものだ。
――そういえば、ヴォルティカの本質を伝え忘れていた。
彼らは法則や秩序を重んじ、論理によって行動する。そう、君たちの世界で言うところの「理系」の人々である。
「法則を解き明かせば、正しい未来に進むことができる」
そう信じる街だった。
もうひとつは――エルディア。
魔法使いが杖を振り下ろせば火が灯り、広場では吟遊詩人が物語を歌い上げる。
彼らは高い想像力と豊かな感性によって、予想もつかぬ世界を創り出す。
言葉が形を変えて歌となり、物語となり、ときには敵を焦がす炎となり、あるいは空を翔ける手段となる。
――そんなエルディアの街。
この街の民は言葉に込められた意味を掘り下げ、想像力によって新たな世界を紡ぎ出す。お分かりのとおり、ここには「文系」の人々が集まっている。
「言葉と想像力が、世界を広げる」
そう信じる街だった。
かつて、この二つの街は互いに張り合いながらも、ともに大きな成長を遂げていった。
「もっと速い船を作ろう!」
「まだ誰も知らない物語を創ろう!」
誇りを胸に学び、挑戦を重ねることが当たり前だった。
目まぐるしく発展する文明。
発明や魔法のおかげで人々の生活は豊かになる――
……はずだった。
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「そんなこと必要ないじゃん」
「もう十分だよ」
「どうせやっても無駄だ」
そんな言葉が口癖となり、やがて街から“やる気”は消え失せていった。
無気力。
なにもがんばろうとしない世界。争いさえ消えるはずだった。
だが、無気力の中にあってなお、膨れ上がるものがあった。
――プライドである。
「理系の方が正しい!」
「いや、文系こそが上だ!」
いつからこうなってしまったのだろう。
二つの街は互いを認め合えなくなり、終わりの見えぬ小さな争いを繰り返すようになった。
あいつとは違う――。
ただそれだけのことが、やがて大地を震わせるほどの憎しみに変わっていったのである。
「この息苦しい世界、どうにかならないかい?」
そう依頼を受けたのは、ギルド・ネオマチ。
どんな依頼も請け負い、集う者たちが知恵と力で解決する――そんな場所だ。
そうそう、この世界で誰もが知っていることがある。
「ギルドが決めたことは絶対」
これだけは覚えておいてほしい。
さて、話を戻そう。
「この息苦しい世界を変えたい」
気は進まなかったが、依頼は依頼。
ギルドは重い腰を上げ、二つの街に提案をすることにした。
「このまま争い続ければ、やがて二つの街は滅びるだろう。
理系も文系も、どちらが上か決めたいのだろう?
なら、このあたりで決着をつけようじゃないか。
舞台は――神聖なる大樹ブライアリーフのふもと。
勝者の名を、これからの未来に刻むとしよう。」
その知らせは、風のように二つの街を駆け巡った。
たちまち大騒ぎとなり、人々は興奮と不安に胸を震わせた。
「いよいよ決着のときだ!」
「あいつらより俺たちが上だって証明してやる!」
大騒ぎとなった二つの街。
この対戦は――後に「ブンリケ戦記」としてクロニクルに記されることになる。
その中で、街を率いるリーダーとなった二人の人物がいた。
ヴォルティカで選ばれたのは、若き機巧士アレン。
冷静沈着で、すこぶる頭の切れる青年だ。
口癖のように、こうつぶやく。
「本当の正しさは、自分で見つけるんだ。」
幼い頃から歯車と蒸気の音に胸を躍らせ、その手で生み出した数々の発明は、街の人々にとって失われかけていた輝きそのものだった。
そんなアレンは、必然のようにヴォルティカのリーダーとなった。
エルディアでは、魔法使いリラがリーダーに選ばれた。
彼女の言葉は人を導く。
「言葉は魔法を超える、世界を繋げる力。」
卓越した想像力で魔法を修めながら、誰よりも未来を信じ続ける姿。
その姿は、無気力に沈みかけていた人々の心に火を灯した。
街全体が停滞する中で、ただリラだけが澄んだまなざしでエルディアを導いていた。
アレンとリラ。
二人はそれぞれの街の希望として、大樹ブライアリーフへと歩みを進めていった。
ブライアリーフ――
世界を見守ると伝えられる、神聖なる大樹。
幹は空を突き、枝葉は雲を貫き、根は大地の奥深くまで広がっている。
そのふもとに、今や数え切れないほどの人々が集まっていた。
片側にはヴォルティカの市民が声を張り上げる。
「アレン! 理系が正しいと証明するんだ!」
反対側にはエルディアの人々が声を響かせる。
「リラ! 正しいことよりも、創造することが大事だとわからせて!」
大樹の根元に、並び立つ二人。
そこへフラフラと現れたのは、ギルド・ネオマチ。
まるで人ごとのように、あるいは面倒だと言わんばかりの顔をしていた。
ギルドのひとりが深く息を吸い込み、宣言する。
「今ここに、ブンリケ戦記を開く。
だが忘れるな――これは代表者だけの戦いではない。
二つの街の民すべて、そう、ここにいる全員に戦ってもらう。
証明したいんだろう?やるなら徹底的にな。」
その声に、群衆はざわめいた。
そう、この戦いは観客すらも巻き込み、誰ひとり傍観者ではいられないのだった。
「さあ、どちらが上か――決着のときだ。」
ギルドの声に合わせ、二つの街の民が割れんばかりの雄叫びを上げる。
果たして結末は、無気力という霧に飲み込まれるのか。
それとも挑戦の炎が霧を払い、世界を変えるのか。
静寂の中、アレンが手を差し伸べる。
「論理を信じる者よ――僕と共に来てくれ!」
リラが微笑み、杖を高く掲げる。
「物語を愛する者よ――私と共に歩んで!」
大樹の下、世界は今まさに分かれ道に立っている。
次に語られるのは――そう、あなたの選択の物語だ。
企画・運営

デジタル×オフライン
“集まる”をプロデュース
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アクセス
〒567-0888
大阪府茨木市駅前3丁目9-45 おにクル 1F
イベント主催:運営会社
ネオマチ
MAIL:info@neomachi-dig.com